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*現在サンテレビにて再放送中の番組です。関西以外在住の皆様は、バンダイチャンネル他をご利用の上、視聴の機会を得られれば幸いです。 タイトルにある、カミーユを紙一重の所で救ってくれたモビルスーツは「ガザC」。 作業用モビルスーツであった「ガザA」を母体に、後継機である「ガザB」を得て、どうにか戦闘に耐えうる構造になった(と言う事にした)のがガザCでした。 地球圏から遠く離れ、技術的にもほぼ隔絶していた筈のアクシズ。 此処生まれの新参マシンが、最新鋭のドゴス・ギア艦載機群をまるで諸共しなかったという事実は、アクシズの勢力が決して安く見れるものではなく、そしてそれを束ねている強力な指導者の存在を示唆するものとなりました。 今回は本気で顔見せだけ、セリフすら無かったその女傑の名はハマーン・カーン。 もう何十話も前にクワトロが名を口にした彼女が、やっと歴史の表舞台に姿を現したのです。 『私の意見は、メラニー・ヒュー・カーバイン会長の意見だ。それを聞けんと言うのなら、私にも考えがある!』 フォン・ブラウンで散々な目にあった挙句に、左舷も損壊したまま修理もそこそこに、アーガマは進路をアクシズへと向けていました。 ジャブロー降下作戦開始前に、移動を実施している事が観測されていた小惑星アクシズ。 そこは一年戦争を逃げ延びた、ジオン残党最大の巣窟となっていたのです。 『此処で月へ戻ると、ティターンズとアクシズが接触をする』 『解っている・・・』 『ウォンさんの言う通り、行くしか無いだろう』 これとの交渉を試みるべく、ウォンは無理強いをしてでも同行しアーガマを急かしていたものの、正直言ってブライトもクワトロも乗り気ではありませんでした。 『アクシズは、ジオンの残党が作った宇宙要塞だと言ったな』 『あぁ、それがティターンズにつくのか、エゥーゴにつくのか、私にも解らん。私がアクシズから離れて、だいぶ経つ』 これはクワトロの嘘偽りない意見だった事でしょう。 ジオンの生き残りとは言っても、様々な派閥が入り乱れ人死にをも辞さない凶悪な連中もおり、まるで蠱毒の様な様相を呈していたアクシズの勢力と言うのは、数年も空けていたクワトロには想像だに出来ないものですし・・・“忌々しい”といっそ切り捨てたい事の方が多かった様です。 『アクシズって、どの程度の規模なんだ・・・』 まあそうは問屋が卸さないもので、此処よりクワトロはアクシズ絡みで更なるストレスをためていく事となるもの。 自業自得と嗤ってしまうのは、正直憚られる因縁も結構多かったので。 『子供はもっと素直でなければいかん・・・ほら、受け取らんか』 尚、ちょっと脅かす調子であったウォンは別段何かした様子は無く、寧ろファと一緒になってシンタとクムの相手をして、ジュースを奢る様な光景もあったりするのですが。 尚、全く同じ様な事をシロッコ率いるドゴス・ギアも考えており、奇しくもアクシズ方面へと並走する形で近隣を航行中。 いずれにしても戦端が開かれるのは確実であらば、先制すべきであるというウォンの意見を汲んで、今話の戦端は開かれる事になります。 『エネルギータンクと、百式と行動を共にする、モビルスーツが必要なんだが』 『そのパイロットを私にやれ、と・・・』 『危険な任務だが、やって欲しい』 前にロクに役に立たなかった、メガ・バズーカランチャーの再登場となります。 今回の攻撃のキモとなるもので、Zガンダム他モビルスーツ隊が敵機を抑え付けている間に、別方向から百式がドゴス・ギアの狙撃を試みると言うもの。 一応ハイザックが使う場合とは違って、百式とてガンダムの眷属みたいなもの。 一撃なら撃った後も問題無いものですが、今回は対艦攻撃と言う訳で連射が必要と、電源役を要した形。 『何を苦しんでいるのだ』 別にレコアで無くとも良い話でしたが、カミーユに言われるまでもなく、レコアの調子が妙である事について、一応クワトロなりには気を使ったつもりなんでしょうけど・・・。 『えぇ・・・自分の事、そんなに正確に解る人って、居るのかしら・・・』 『いないだろう』 『だから、解る事は、何もかも捨てて、何処かへ行ってしまいたい、って事だけ・・・』 この男、人に甘えさせる事が本当に出来ない。 寧ろ自分の方が甘やかして欲しいとか奥底では考えているせいで、誰かに縋られた時に気の利いた事がまるで出来ない。 『それはできないな。人は誰も、引き摺っているものは死ぬまで捨てられんよ』 クワトロ、もといシャアは生真面目が過ぎるのです。 本音を押し殺して、誰かに甘える真似が下手糞になったのは、幼少時の最期の夜、セイラを気遣って母アストライアとロクに触れ合う事も叶わず、そのまま死別した事が原点なのかもしれません。 甘え方を知らないから、誰かに頼らせる事も、頼りにする事も下手なままで、それでもどうにか出来る自力があったのが彼の不幸な所だったのかもしれません。 『解ってます・・・大尉って、泣くことあるんですか?』 『あるさ』 『・・・嘘です』 その上、小賢しく世の中で生きる術だけは鍛えられていったもので、レコアの追及を唇を塞ぐ事で遮る様な、狡い事だって出来る様になっています。 ・・・こう本音を隠し過ぎると言う所は、レコアをして失望を抱く事にも繋がり、やがては離反を招く事にも繋がるんでしょうけど・・・まあ、レコア自身拘りがキツ過ぎる所も否定できないですけどね。 『ハンブラビはどうかな、ヤザン大尉?』 『気に入らんな』 『ほぅ、何故だ』 『得体の知れない力を感じる・・・あの感じ、好きでは無い』 そんな調子で、女子供の心すら捉えてやれない存在を、恐らくシロッコは真面目に軽蔑して、下に見ていた事でしょう。 まあシロッコの場合は物事を俯瞰して観過ぎており、やがてはそれで破滅するのですが・・・。 『そう思うのは、ヤザン大尉が今まで楽をして来たからだ』 『俺が楽を?』 『戦いは力だけでは勝てんよ。その必要性を感じたからこそ、大尉はドゴス・ギアに来たのだろう・・・違うかな?』 必要に応じて視点を下げる事も覚えているのがシロッコの鬱陶しい所でもあり、態々召還したヤザンと舌戦している姿は、猛獣使いの様にも見えなくも無い。 『うむ・・・』 『君がドゴス・ギアの空気に戸惑っているのは、ドゴス・ギアが私がいるおかげで、別の力を抱いているからだ。その大尉の感じ方は、素敵だ』 『っ』 『君の、可能性を感じさせるのだよ』 ・・・後からサラも僅かに嫉妬していた様に。 本当に見込んだ相手は男だろうが何だろうがこの調子であれば、様々な柵でストレスを感じて居る才気ある存在には、シロッコの言葉は耳を貸す価値があると思うのでしょう。 『ふふふふ・・・パプティマス・シロッコ。お前は面白いな・・・ふん』 既にジャマイカンを抹殺する様な狂暴さを発揮しているヤザンが、態々シロッコに握手を求めて居る辺り、本当にややこしいカリスマの持ち主であったのでしょう。 後年ヤ・・・ヴァースキーとして活動していた頃も、面白い男であったと言う想いは変わっていない程なのだから、よっぽどなものです。 『なまじ大きいと、一発で致命傷という訳にいかんのが問題だ』 戦局は最初に限り、概ねエゥーゴ側のペースで進む事となります。 ドゴス・ギア側の索敵も素早く、アーガマからの部隊接近を察して素早く部隊展開を開始。 クワトロの方は手はず通り、レコアと共に遠距離射撃をもって攻撃を開始するのですけど・・・。 『何だ、このプレッシャーは!? パプティマス・シロッコ!』 なまじニュータイプとして感応してしまうと、その気配だけで手元が狂う事があるのはままあったり。 また初弾を外しているクワトロだったものの、その後は発艦途中のカタパルトを機体諸共に粉砕する等、慣れて行ってはいたのですが。 『良い勘をしている敵だぜ・・・ふ、面白そうだ!!』 ヤザンのハンブラビの発艦を許した辺りで崩れて来ます。 この男、被弾直前でカタパルトの使用を中止して離脱、メガ・バズーカランチャーの火線を寸前で回避すると言う荒業を見せて来たのです。 『よく生きていたな、カミーユ!』 そして他には脇目もくれず、最前線で退避中のネモを介抱していたカミーユを発見し襲い掛かっていきます。 ネモ? 行き掛けの駄賃代わりに火達磨になってましたよ南無・・・。 『スピードはハンブラビの方が上の様だな!』 一体前乗ったパイロットはどれだけヘボだったのか、あるいはヤザンがどれ程規格外なのか。 瞬時にZガンダムの背後に回り、すれ違う合間に腕部クローでバインダーを引き裂いて来るハンブラビは、モビルスーツと言うよりももう、イカかエイの怪獣みたいなものです。 『駄目だ、バーニアがいかれた!』 幾らスペック上は大気圏突入すら可能とする背部バインダーも、物理的かつ原始的な損壊には為す術無く沈黙。 それとて、後ろに盾を背負っている様な構造だったから助かった様なもので、このままだとその機動性に翻弄されてやがては潰されるのは目に見えていました。 何故か、こっちに来ていたレコアのゲルググが体当たりして一度は凌いだものの、それ以上の都合よき展開等、期待すべくも無かったのです。 『ふははは・・・時の運は、まだ動いてはいないと言う事か!』 そう、今回はカミーユの都合等御構い無く、彼らは彼らの都合で現れて来た。 Zガンダムとゲルググ諸共、ヤザンに蹂躙されかかったその時、全く見当はずれの方向から大出力ビームが雨あられと降り注いできたのです。 ヤザンのハンブラビすら掠める程の濃密な弾幕を前に、他のドゴス・ギア艦載機等ひとたまりもなく沈んでいきます。 深い桃色をした見慣れぬモビルスーツ群は、胴体に直結させた長大なビーム砲「ナックルバスター」を乱射しつつ、アーガマを包囲する様な形で集まりつつありましたが・・・その砲口は概ね、外へと向けられて居ました。 シロッコは少し前より、異質なプレッシャーを感じて警戒はしており、時勢が悪いと速やかに後退を指示、動静を見守る事を選択しています。 『あのモビルスーツに、居るのか? 彼女は・・・』 アクシズの方向から飛来して来たこのモビルスーツ「ガザC」について、クワトロだけは心当たりを覚え何より・・・これを率いて来た女の気配を、微かに感じて居る様です。 劇場版ではもっと露骨に、白い専用ガザCに乗り込んでいたりもするのですけども。 アクシズへとアーガマーを導く一群の中に、ノーマルスーツも着ぬまま毅然とした顔で機体を操る女性が一人。 彼女こそがハマーン・カーン。 このグリプス戦役最後の参戦者にして、三日天下だったとはいえ勝者となった若き独裁者でした。
by zendam
| 2020-09-13 15:50
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