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*現在サンテレビにて再放送中の番組です。関西以外在住の皆様は、バンダイチャンネル他をご利用の上、視聴の機会を得られれば幸いです。 前話よりかは遥かにマシになったとは言え、全体的に纏まりが無い事には変わり無く、作り手の程度の低さが垣間見れます。 何でも? 富野監督の意向に逆らったお蔭で、リィナとの今生の別れだけは回避したとか風潮している様ですが・・・どうも眉唾物な話です。 同時期に連載していたコミカライズ版は、度重なる脚本遅延のせいで初期プロットを元手に作成しており、ZZガンダムはおろかガルスJ等、ラフやボツ案を元に描かれていた程。 その作中においてはリィナは後から生残が発覚するのですが、この時トンデモナイ輩の助けがあったのです。 『グッバイ、リィナ』 待ってブライト艦長? そのグラサン野郎に感謝する前に一旦止めろよ、奴はリィナとどんな間柄になってたんだ(汗 ・・・ともあれ。 コミカライズにおいて極端な改変が許される訳も無く、ハナからリィナの死だけは回避されていたものと、私は推察するものです。 『後続のジム隊、発進しました』 『よぅし、海面ギリギリを飛行しつつ、ミノフスキー粒子最大濃度散布!!』 前回終盤にてダカールに到達したアウドムラは、更にジムIIIを吐き出しつつサダラーンまで肉薄しつつありました。 海面激突寸前まで高度を下げ、怪鳥の巨体をもって水が撒き上がる事すら、ハヤトは戦術に織り込んでいます。 『駄目です、ビームが拡散して直撃出来ません!』 『ならばミサイルに切り替えろ、戦闘が教科書通りに行くものか!』 『ミノフスキー粒子が厚く、ミサイルを誘導出来ません』 『誘導出来ると思うな、当てれば良い!!』 可哀想な事に、ハマーンは別に命惜しさに迎賓館を引き払った訳では無く、こうでもしないとサダラーンはロクな戦闘行動が取れない雑兵ばかりでした。 ・・・本当にジオン残党と言うのは戦力と人材の厚みが滅茶苦茶で、今最も勢いがある筈のネオジオンすらこの体たらくなのです。 これでは幾らジオニストだろうが、無かった事にしておきたくなるのも無理からぬお話です・・・。 『おぉい、本当にジュドーの居場所が解るのかよ?』 アウドムラの参戦によりダカール市街戦が激化する中、ガンダムチームの主目的はジュドー捜索に移りつつありました。 夜間かつ乱戦状況で目視での発見は困難な筈でしたが、そこはプルが優れた感応能力を発揮して、いち早くジュドーとリィナの発見には成功したのですが・・・。 『薬を持ってきてよ』 『え、う・・・うん?』 此処で意識を失っていたリィナだけを、プルがコアファイターから引き離すと言う、妙な動きをしてしまったのです。 『貴女はジュドーと一緒に居ちゃいけないのよ、邪魔になるわ』 『邪魔・・・』 『そうでしょう、ジュドーは貴女が傍に居ればリィナを守るだけになって、ジュドーは死ぬわ』 プルが方便を使える程小賢しい娘とは思えないもので、これは嘘偽りの無い、しかし余りに残酷で情の無い本音だったのでしょう。 幾らルーのせいもあるにせよ、自分から迂闊に戦場に出たばかりにこんな有様である事は、リィナも大いに顧みる所があったか。 疑念を抱きながらもプルの手を取り離れてしまいます。 (冗談じゃ無い! リィナは大怪我してるんだぞ?!) 空中戦を続けていたイーノとルーも程無く合流し、ダカール市街に突入したジムIII部隊からドダイを持ち出し、ビーチャとエルも駆けつけた頃に、やっとジュドーは目を覚ましたのですが、状況はかなり不味い事になります。 『エルピー・プル、貴女の考えは解ってるの! 何の為にお兄ちゃんに近付いたか!』 『あっ・・・何を、言ってるの?!』 『貴女強化人間なんでしょう?!』 幾ら負傷も含めて気が立っていたとは言え、自分から棒切れを手にプルに言い放ったリィナの態度は、非常に宜しく無い・・・どっかの連邦政府議員殿も、そう口走ったせいでこっぴどくフラれる程の地雷ワードと言えましょう(オイ 『強化人間、何、それ・・・』 『戦う為に創られたニュータイプよ!』 『私そんな“変な人間”じゃ無いよ!!』 プルがリィナの存在を疎ましく思っていたのは間違い無いにせよ、迎賓館方向への砲撃はちゃんと外した以上、明白に害意を及ぼす気は無かったのでしょう。 しかし向こうから仕掛けてくるのであらば話は別と言うもので、最早己の衝動にプルは身を委ねるばかり。 『ジュドーを頂戴、頂戴よ!! アンタは一杯幸せだったじゃない!!』 もし本来のスペックを発揮していたのであれば、もっと簡単にリィナを殺める事は出来たのでしょうが、そうはせずジュドーが駆けつけるまでは手間取っていた辺り、プルの精神・肉体共に相応にくたびれている様です。 『ジュドーはそんなにリィナが可愛いの?!私、一杯一杯ジュドーの事好きなのに!!』 『プルだって好きだよ』 此処で対応を間違えれば、プルはそのままリィナを殺していた所でしょう、そして自らも精神的に限界を迎えていた所でしょうが、ジュドーはそうしなかった。 『リィナと私どっちが好きなの?!』 『そういう事じゃない、そんな事したら、俺はプルを嫌いになる以外無いじゃないか』 やんわりと自らの立場は明らかにしつつも、尚且つプルを敵にはしたがらなかった。 明白にリィナに危害を加えているにも関わらずに。 『何で誤魔化すの、嫌いなら嫌いって言ってよ!』 『そうじゃ無くて、リィナが居るから俺とプルも感じ合えるんだって、そう思わないか?』 『リィナが、居るから??』 『そうさ、俺達は一つなんだ、俺達皆で兄妹になれば良い』 自分がろくでもない人間まで墜ちなかったのは、リィナの存在ありきで、彼女を追って出会ったプルに対しても、妹の代替的な感情以上を抱けたからこそ、今日まで一緒にやって来れたものと、ジュドーは理解していました。 それはプルが言う誤魔化し等では無い、本心からのものである事を感じたか、プルはおろかリィナの表情も険しさが消えて行きます。 『皆で兄妹になるって?』 『そうよ、今のお兄ちゃんの言葉は本当よ、感じるでしょ、プル・・・』 やがてプルはリィナへの拘束は解いてくれたものの、その場で心から泣き喚いてしまっています。 『だっ、誰も・・・誰も私を甘えさせてくれないんだぁ・・・!!』 正直プルの場合、人間との関わりにニュータイプ能力を先に活用してしまったのが仇になっています。 己に不快な事であろうが、実はそれが迂遠な形で思いやりありきの行動であった等は。 余りに幼過ぎるプルの精神には、理解が及ばないケースが多過ぎたのです。 『皆、コアベースを探して!!』 主戦場はダカール市街の筈でしたが、ジュドーを追いかけて来たグレミー以下結構な数の部隊にガンダムチームは劣勢。 その場にリィナとプルを置き去りにしての参戦をジュドーは強いられるも、此処からこれまでの雑な行動の挽回が大変でした。 戦局挽回にはZZガンダムの投入は不可欠だったものの、道中コアベースを投棄したものでそれも困難。 幸い制御を失った後、直ぐ近くの砂丘に突っ込んでいたのでこれを回収。 辛うじて再起動を果たしたコアファイターとのドッキングを狙います。 『アーガマが来た!』 大勢についてもアーガマが遅参した事で随分動き、サダラーン目掛けてのハイパーメガ粒子砲斉射を狙うブライトと、これを避けるべく市街地を盾にしつつあるハマーンのにらみ合いが勃発。 『ハマーン様が動き出した、此処でグレミーを支援しておかんと、する時が無くなる・・・続けぃ!!』 これに呼応する形で、グレミーの助太刀に前進して来たのは、オウギュストと呼ばれる男。 ドライセンを受領する程度には腕はある様ですが、結構小賢しい事を考えていると言うか、グレミー自体に良い感情が無いみたいです。 『ああ?! オウギュスト、何をしていたっ?!』 『敵の防御線が、思ったより厚かったのであります』 等と半笑いでのたまう辺り本当に舐めているものです。 『おぉ? やるな?』 とは言え高速飛行しつつドッキング中のジュドーに対し、全力で追いすがりつつ妨害を試み、失敗こそすれども最低限の仕事だけは実行しています。 『サダラーンは後退しました、撤退致します』 『おぉーい?! 勝手じゃないか?!』 『何処を見ているんだよアンタはぁ!!!』 しかしオウギュストは言い訳出来る程度にしか行動しません。 サダラーンがハイパーメガ粒子砲を掠めながら後退するに合わせ、さっさと部隊全部を引き揚げさせたのです。 その穴を逃すジュドーでは無く、グレミーのバウは真っ二つになる寸前でした。 『アンタは危険なんだ、“悪いけど”トドメを刺す、グレミーさん!!』 『何だとっ?!』 プルとリィナに対する取り扱いをもって、完全にジュドーの敵認定されたグレミーは、その本気の殺意に圧倒されかけるも、他のSFSに拾われて一応命拾いしています。 『私を落とす気か?!』 『貴方は私の敵でしょう!!』 しかし直ぐに背後からルーのZガンダムに取り押さえられ積んだ・・・かと思いきや・・・いや致命傷で無くとも撃てよルーも。 流石にこれは擁護出来ない働きぶりでしょう。 『ふ、甘いな!』 案の定、観念したと見せかけて拘束から逃れて見せるグレミー。 これはこ奴の期を読む執念を褒めるべき所でしょうが、その苛立ちをちょっかいかけて来たドワッジにぶつけたルーは、最悪の事態を引き起こしてしまいます。 『ポーラのドムが?! 何だ、ZZの動き?!』 『待て、そっちに落ちるなぁ!!』 SFSも滅多打ちにされ、機体そのものも制御不能に陥ったドワッジは墜落し炎上。 そこはよりにもよってリィナがプルと共に居る筈だった小屋の近辺だったのです。 ・・・尚、この時死亡したパイロットのアマサ・ポーラは、名無しにリィナを殺させかけるのもどうかと態々設定されたのだとか。 何趣味の悪い事やらかしてるんだか・・・。 (何だ、戦いの気合いが消えて、それに・・・) 急に戦いが終息していった事に疑念を抱きつつ、墜落現場に向かったグレミーは、戦いにより当然起こり得る悲劇を目の当たりにしていました。 『どうして一人にした?! あれほど一緒に居ろと言ったのに!』 『リィナが熱出したから、冷やしてあげようと思ったんだ・・・だから、ハンカチ濡らしに行ったの・・・うう・・・』 仮にプルがこの場に居ても、巻き添えになっていたやもしれませんが。 折悪くリィナの為に動いていたプルはその場におらず、ジュドーを前にして泣いて釈明する他無かったのです。 『グレミー、リィナが死んじゃったの・・・』 『まだ死んだって決まった訳じゃ無い!!』 銃を構えてバウから降りたグレミーだったものの、泣き暮れている二人の姿を前に、動揺を隠せないでいます。 『本当なのか、ジュドー・・・』 『ハマーンに撃たれた、大怪我をしていた・・・』 『ハマーン様に?! 何故放っておいた?!』 『連れて逃げようとしたんだ!邪魔をしたのはアンタ達だろ?!』 ジュドーの行動を回顧し、心当たりを見出したグレミーは、つい銃すら降ろしてしまっています。 それに、自らは友軍を顧みて降りて来たと言うのに、連れのジオン残党共が早々に逃げていく様を見て吐き捨てています。 『何という事だ・・・! 敵を前にして逃げるとは、地球人の腑抜け共が・・・エルピー・プル、来い!』 敵を追い散らした事で他のガンダムチームも集結しつつある中、グレミーは退散すべくプルにも声を掛けはするものの。 『嫌』 『プル・・・』 『私はジュドーと一緒に居るの、グレミーなんか嫌いだ!!』 こうまでぴしゃりと拒否された事は、流石のグレミーも堪え、独り静かに、結局銃も使わず去っていきます。 『私は今まで、一体何をやって来たのだ・・・リィナを失い、プルまで造反する・・・血筋のお蔭で、今の身分までのし上がって来たのでは、無い筈だ・・・』 敵ながらもリィナを失った事を多少は鑑み、プルにまで拒絶された己の有様を許容する事は出来ないでいる。 グレミーと言う男は唐突に成り上がっていく所もあれども。 こうした少しばかりの積み重ねも、僅かに見受けられる所はあるのです。 『女々しい真似は止めなさい!』 『ルー!』 『感傷に溺れてると、今度は貴方が死んじゃうのよ?! それじゃあリィナの死は無駄になるでしょ?』 それにしても、この後のジュドーへの態度が酷い奴が約2名・・・。 他のシャングリラの面々すら、妹分であったリィナの行方不明と言う状況に言葉が無い中、態々遺品になったかもしれないリィナの靴を、炎に投げ捨てるのはルーもやり過ぎです。 『アンタは頭で考えてる理屈を言ってる、人は理屈で動くもんじゃない!!』 ジュドーがそう反発するのも無理からぬものですし・・・こんな態度を取ったからには、他の面子からも悪感情が出て当たり前。 ルーは、正規兵を気取るのは良いにしても、都合の良い時だけ小娘に戻る調子なのが非常に良くない。 グレミーを何度も殺し損ねて居るのもそれが起因でしょう。 『今日から私が、リィナになってあげるから・・・!』 そしてプルはもっと悪いと言うか、ぶっちゃけ人心に欠けた物言いです。 手は挙げずに強めに押し倒して拒絶するだけで済ませた辺り、ジュドーもプルの言葉に悪意は無い事だけは、理解はしたんでしょうが到底納得出来る筈も無し。 兎も角ジュドーは、戦いの原動力を一つ失った上で、ネオジオンに対する強い敵愾心を、新たに宿す結果に終わってしまったのです。
by zendam
| 2021-08-01 15:52
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