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*批判注意 *現在サンテレビにて再放送中の番組です。関西以外在住の皆様は、バンダイチャンネル他をご利用の上、視聴の機会を得られれば幸いです。 コロニー落としと言う悪魔の所業を、全く描けていないと断言しましょう。 初代、そしてZにおいても、無辜の人々を殺戮する事が、どれ程惨たらしい事であるかを描いて来たものですが、まるで唯のイベントの様に消化したこの有様には虫唾が走ります。 逃げたのかもしれませんし、描く腕も無かったのかもしれません。 いずれにせよ軽蔑する他はありません。 意味も無く人死にが出る事はリアルだけで十分です。 相応の意味と報いを、物語では必ず支度する。 それが出来ない輩を、私は作り手としては認める事は出来ません。 『遂に、コロニーを落とすか』 そもそもダブリンへのコロニー落とし作戦は、整合性からして滅茶苦茶であり、これまでのストーリー描写をひっくり返しかねないものです。 地球制圧にも駆り出されてたラカンの言い様からすれば、コロニーを落として連邦政府を萎縮させると言う作戦目標自体は、前々から存在しては居たのでしょう。 『そうか、アムロは宇宙(そら)に上がったか』 『もしアムロが居てくれたら。連邦政府を抑える事が出来たかもしれません・・・ハマーンが焦りを感じてコロニー落としに出たと言うのに、我々は指をくわえて見ているだけとは・・・』 しかもそれとて、各地の制圧行動や連邦政府との交渉が上手く行っていたなら不必要な真似ですし、実際ダカール他でその様に描かれていたのです。 ところが実際の戦況は真逆なもので、カラバの他各地の連邦軍は方面軍単位で抵抗を続けており、ハマーン直属部隊以外では敗退が重なり、カラバも最大戦力たるアムロを手放し転戦させる程には余裕。 そして肝心の連邦政府側も、討伐戦力編制まで時間稼ぎをすべく、のらりくらりと要求を躱し続けていたのです。 仮に路線変更の影響にあったにせよ、最早大筋がぐっちゃぐちゃになっているのを隠し切れていません。 『前から聞いていたけど、今度こそ子供達とフラウに話さなければいけないな・・・』 サイド4に位置していた無人コロニーを、ダブリンに対して落着させる。 カラバはそれを察知しながらも、阻止可能な宇宙戦力を有しておらず、場当たり的な対処しか行えない体たらくにありました。 本来それを担う筈のティターンズは壊滅しましたし・・・ラカンがアウドムラ級「メロゥド」を平気な顔して運用していた様に、相当数の人員がネオジオンに吸収されたりしてもいました。 これはハマーンの指示であり、罪に問わない代わりに鞍替えを許すと言う割とふざけたもの。 それで尻尾を振るカスも相当ではあったものの・・・ネオジオン将兵の全てが、それを由とはしていなかったのが後に響く事に。 『二人をグラスゴーに降ろしてやって下さい! このままコロニーに落ちる様な場所に行ったら、カミーユは・・・』 ハヤトは前作において養子であったカツを亡くしています。 迂闊で残念な死にっぷりではあったものの、失敗しつつも良くカミーユを助けてくれた男でした・・・。 作戦前にアーガマに移乗してその遺品に触れ、出来るならばカミーユにもその末路を聞いてみたいと思っていた様ですが・・・最早自失呆然な彼にはそんな事は無理であると、思い知った形です。 『見ろよ、カミーユは今でも必死で戦おうとしている。ホワイトベースに乗ってた人なら、それぐらい解る筈だ!』 しかも意識が多少戻ったせいか、夢遊病めいた調子でダブリンへの殺戮に備えんとしている始末で、あのビーチャすら気遣いを見せる様な重病人です。 『カツ・・・』 その原因は戦場では見るべきものではないものを、余りに大量に目の当たりにしたせい。 実際にハヤトも、何かを映しているとはとても思えないカミーユの瞳の向こうに。 死んで行ったカツの面影を垣間見てしまった。 グリプス戦役最終番で、直ぐ近くでカツの死を肌身で感じたカミーユの感触を、追体験してしまった様で・・・。 『おじさんね! カミーユは戦いに吸い込まれそうになってるんだよ!』 実際にその死に引っ張られる事となったのは、ハヤトの方になってしまったのです。 『カミーユは何かを語ろうとしていた・・・でもそれが何なのか・・・』 結局ハヤトの機転によって、アウドムラから使った連絡艇をファとカミーユに供出する事で、彼らは下船させつつ速力を落とさぬままダブリンへと急行していく事となります。 『あの子達には、それが解るのかもしれない』 『はっ・・・羨ましい話だ・・・』 実際、去り際に何かを伝えようとしたカミーユの気配は、見送ったシャングリラ・チルドレン全員に覚えがある程のものだったようです。 それをブライトもハヤトも羨んでますが・・・今想うと、そうやって若人に期待はして自ら顧みる事を後回しにしたから、息子をマフティーなんぞに被れさせる羽目になったんでは? (腐り切った地球連邦の人間共に、絶望と言う言葉がある事を思い知らせて見せましょう・・・ハマーン様) 残念ながら連邦の権力者と言うものは、目前に銃を突きつけられても変わらず鈍いもの。 絶望と恐怖で人を制する事が出来る等と考えている辺り、所詮ラカンも凡俗でしかありません。 と言うか・・・この時点でのダブリン攻撃自体が無意味であり、もっと下劣な観方をすれば逆効果です。 『外に延びる道路は全て塞げ! コロニーの餌になる鼠は、多い方が良い!』 コロニー落としの情報すら直前まで知らなかった市民によって、市街は大混乱にありとても脱出は不可能でしたが、その上で妨害を仕出かすのは不合理なのです。 これがメロゥドからの遠距離爆撃とかなら話は別でしたが、態々モビルスーツで仕掛けにかかるのは、命知らずにも程があります。 そして連邦政府を崩したいのであれば、不穏分子を育てる意味合いでも多少見逃しがあった方が良い事もあるでしょう。 ・・・考察していて己に腹が立ってきて来るものですが兎も角。 最早ラカンは、外道としても描き切れていない。 舞台装置としても前提命令が破綻している以上、まるで働けていない。 何ともまぁ、哀れなキャラクターに成り下がったもんですな・・・これなら悪逆の果てにくたばったゴットンの方が、まだ恵まれているってもんです。 『私の分まで頑張って、カミーユの気持ちを消さないで・・・』 然したる事は出来ないにせよ、アーガマとアウドムラは空港に殺到する避難民退避を試みる事となります。 最早アウドムラを着水出来る程の余裕は無く、ドダイに乗せたコンテナを使ってのピストン輸送と言う、非効率にも程がある作戦しか実施出来ないで居ます。 前回負傷したプルは今回は病床にありましたが、そもそもカミーユすら恐れ戦くダブリンでの死の気配に、プルが耐えられる訳も無くかなり不調が伺えます。 『南の方向!』 当然これを察したラカン配下の部隊も妨害に襲来するも、黙っていても成功する様な作戦なのであり、寧ろ未だ継戦している辺り所詮は“怨念返し”が目的のクズばかりだったのでしょう。 『カラバの馬鹿共め、これでハマーンに抵抗しなくなるだろう・・・後はエゥーゴを抑えれば戦争は終わる』 尚、ファとカミーユが降ろされたグラスゴーでは、そうほざいている連邦議員が居た様ですが・・・コロニーが落ちる事をギリギリまで知らなかった辺り、コレも大した事は無さそうです・・・。 と言うか、シャア相手にまんまと嵌められたアナウデアーもそうですし、マフティーに相当数の議員を殺害された筈のアデレート会議が中止にすらならなかった辺り、あの世界の特権階級と言う奴は平然と首が替えられる消耗品みたいな扱いの様な・・・。 真の上流と言うのは、それこそマーサの様に戦う気概無くば辿り着けぬ領域で、それとて永遠無窮なものでは無かったのですし。 『なんで邪魔をする! 敵の足を止めなければ、アウドムラがやられてしまう!』 『目の前で死にかけてる人が居たら、救うのが当然だ!!』 幸か不幸か、ラカンらはアウドムラの方に注力していったお蔭で、そちらの対応に戦力を集中すれば良い話になりつつありました。 ハヤトはドダイ毎自爆も辞さなかったものですが、明らかにカツの死に引っ張られている様を、ジュドーも鑑みるだけの余裕はまだありました。 『ZZになればたった3機等!!』 しかし怒りと憎しみに捉われたジュドーの先走りが、結局ハヤトを死に追いやる結果となりました。 『聞こえる・・・カツ・・・』 乱戦状況でのZZガンダムへの合体を強行した結果、ラカンの強襲を許す隙を作ってしまったのを、ハヤトのドダイがその身を顧みずに凌いでくれたのです。 反撃であっけ無く撃ち落とされたドダイは、ハヤト諸共爆散しましたが・・・最期に、カツの気配を感じる事が出来たのはせめてもの慰めか。 『どうして皆で生きていけないんだぁ!!!』 その後のジュドーの逆襲は極めて苛烈なもので、瞬く間にラカン以外のドライセン部隊が、ダブルビームライフルで骨も残さず蒸発していきます。 ちなみにラカンが乗るのは「ザクIII」と呼ばれ、ダカールで一応突っ立っては居た機体。 往年の名機ザクの後継を目指しておきながら、腰部カノン砲や口腔部ビーム砲(実際に使用されたのはUCが初)等、やたらメンドクサイ兵装が多い割には、コストと性能が見合っておらず、あっけ無く次期主力機の座を失ったとされます。 性能自体には不備は無かったものの、その煩雑な火器レイアウトも問題となり、ラカン程の物好きでは無いととても扱い切れなかった様です。 (いけない! 空を落としちゃ!駄目だ! これ以上悲しみを増やしたら!!) 最期の一人になったラカンまで、殺さなければ気が済まないと、完全に怒りに飲まれたジュドーのせいで、両者思いっ切りコロニー落着に巻き込まれる事となってしまいます。 カミーユはグラスゴーの空港から抜け出し、唯彼方のダブリンが見える海岸まで走っていましたが・・・彼には何も為す事は出来なかったのです。 本来コロニーの落下には途轍もない被害が生じるもので、シドニーの消失、穀倉地帯の壊滅、地球(あるいは月)自転速度が狂ったりしたものですが、今回のハマーンによるコロニー落としは、無力な連邦政府と言うイメージを広げるべく、敢えて速度を落としてコロニーの原型が保つ様に行われたとされます。 この愚行をもって、ハマーンは財団Vの抹殺対象として定められる程度の意味しか無かったものの・・・。 『これはUC.0088、ネオジオンによるダブリンへのコロニー落としの時の映像だ・・・見ての通り、このコロニーは暫く崩壊せずに立っている!』 ハマーンはとっくに死に、ジュドーすら地球圏からは“居なくなった”遠未来において。 このバカげた行いが途轍もない形で、多くの命を救う結果を齎したのです。 『この時のネオジオンの目的は連邦の恫喝で、地球環境の破壊じゃ無かったから、意図的に突入速度を落としたのだと言う話も聞いた事があるが・・・へっ、だがいずれにせよ・・・つまり、やり方さえ選べば、“コロニーには大気圏を突破出来る強度がある”って事に、なるんじゃねぇのかい?』 後に、「コロニー降ろし」と謳われる前代未聞の偉業は、ダブリンの悲劇を忘れなかった者達の手によって為されました。 そんなアイデアの拾い方は誰にも出来る訳が無い物で、流石の長谷川氏と言えましょう・・・。
by zendam
| 2021-09-19 16:52
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