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*現在サンテレビにて再放送中の番組です。関西以外在住の皆様は、バンダイチャンネル他をご利用の上、視聴の機会を得られれば、大変幸いです。 ゼクスにせよトレーズにせよ、内心がダダ漏れなお蔭で解り易いですが、次の一戦にて人類史の闘争に、一旦区切りをつけてしまおうと言う大望が伺えるもの。 但しどちらが勝とうが負けようがどうにかすると言う嫌な信頼に加え、よしんば共倒れても“貴重な教訓”を得た人類は少しはマシになれる・・・過程で生じる犠牲をまるで頓着しない正しく独裁でした。 多くの者は、両者の我が身顧みぬ姿勢を称えて陶酔してしまうものでしたが、ヒイロ達はその真意を計りつつ己らの戦いを止める事は無かったのです。 ・・・ゼロシステムをほぼ使い伏せたヒイロなら、全てが解って居た? そこまでゼロシステムにせよゼクスにせよ、信用出来る様な存在と見做してませんで(酷 〈ホワイトファングによって、OZの支配の象徴であった、宇宙要塞バルジが陥落した。これにより宇宙の勢力図は大きく書き換えられ、指導者ミリアルド・ピースクラフトは、名実共に宇宙の盟主となった〉 前回でのバルジ陥落をもって、地球側は宇宙における全ての橋頭保を喪失。 〈一方地球では、ロームフェラ財団がクイーン・リリーナを擁して非武装・完全平和主義の世界国家を完成しつつあったが、トレーズ・クシュリナーダの財団復帰により、リリーナはその地位を追われてしまった・・・A.C.195年、地球と宇宙の間に一触即発の緊張が高まっている・・・〉 完全に制宙権を奪われた状態に陥って居ました。 『ニコル特尉!ああよく御無事で・・・』 『無事なものか、生き残った者18名・・・たったこれだけしか、バルジから連れ帰る事が出来なかった・・・!』 一応、脱出を試みた将兵も居るには居ましたが、それはニコルの様な極一部の傑物達くらいで、後は散り散りとなって各個撃破と言う運命だった様です。 『特尉、あれは?』 『我々は、あの御方の為に生き恥を晒して此処まで来たのだ』 『は・・・?』 かつてはレディ・アンすら手に掛けようとしていた男でしたが、彼女に戒めを受けた後は改心した形で、危険な友軍救出ミッションを辛うじて果たしたもの。 『頼む、どうかあの方を、トレーズ閣下の元へ御連れしてくれ』 その中には、ツバロフに撃たれ生死不明であったレディ・アンその人まで含まれるもので、昏睡状態のままバルジに収監されていた彼女を担ぎ出すとか、中々の難儀を熟すものでした。 『私のレディ、良く帰って来てくれた。君と再び会う事が出来て私はとても嬉しい・・・もっとも、君の心は“何時も”この私と共にあったがな』 すぐさまトレーズは面会に赴くも、彼女の意識が戻る事は無く・・・ま、直ぐにはと前置きしておきますがそれはさておいて。 『だがレディ、此れからの私を良く見ていてくれ給え。宇宙と地球の間に、人類の愚かな歴史の終幕(フィナーレ)を飾るに相応しい、最高の戦いが始まるからね・・・そしてこの終幕は、あのリリーナ・ピースクラフトでは荷が重すぎる・・・私でなくてはならないのだ、私でなくては・・・』 変わらず己の死に道を邁進する事を誓っております。 (その通りだ・・・彼女には、“我々”が用意する新たな歴史を担って貰えれば良い!リリーナ・ピースクラフトは、地球圏の人々の希望となれば良い) 御誂え向きに、ゼクスがホワイトファング共を利用して火種を掻き集めてくれた所目掛けて。 『各国の首脳の方々に申し上げる!我々の世界国家は一体何の為に存在しなければならないのか?!前元首であったクイーン・リリーナは平和の為だと言った・・・だが人々の心に安らぎは戻って来たか?答えはノーだ!』 総力戦を仕掛けるだけで事足りる所まで、段取りが纏まって居るのです。 『今もって人々は不安に怯え脅威に震えている、何故か?ホワイトファングを名乗る武装集団が、我々のこの地球に戦いを挑もうとしているからだ!我々は彼等のこの横暴な振る舞いを決して許してはならない!』 後はそれに多くの巻き添えを生み出す事にて、人類全てへ戦いへの“学び”を齎してしまうつもりでした。 『各国首脳の方々・・・いや世界国家市民の人々全てに申し上げる!今こそ我々は一丸となって、“宇宙の脅威”と戦わねばならない!そして地球圏の真なる統一と平和を勝ち取ろうでは無いか!!それが我々の存在意義なのだ!!』 目を背けたくもなる、惨たらしい悲劇への慰めは。 (笑わないでくれ、レディ・・・これくらいの“三文芝居”は魅せてやらねばならん) 『貴様らが正しいかどうか、この俺が見極めてやる・・・貴様らが正しいのであれば、俺を倒せる筈だっ!!』 そう、ゼクスもトレーズも余りに人間に厳しく、そのくせ高望みが過ぎる。 『この程度か?!到底俺には及ばんぞ!ましてや、あのトレーズには絶対!勝てん!』 困難を前に、全ての人間が凌ぎ切って、あるいは難を逃れられる程強くは無い。 『ガンダム・・・こ、これがガンダムの戦い方・・・これが、トレーズ閣下の言われた理想・・・!』 例え生命を永らえても心が致命撃を受け、二度と立ち上がれない事だってある。 戦士とは、斯様な弱き者が無駄に苦しみ、死ぬ事が無い為に血を流すべきであり。 『来い!このこの俺を倒すなら今を置いて無いぞ?!』 己やアルトロン、そしてガンダムはその先鋒にして究極の有様なのだと、五飛は自負する者でした。 『戦いを見くびるなぁぁぁ!!』 『月基地っ?!こちら追撃部隊!現在09ポイントでガンダムと交戦中!至急増援を求むっ?!』 故に、唯人形遊びに興じる様な横着者には何も伝わる事は無い。 『ガンダムよ、俺は“学ばせて”貰った。貴様の戦いに真実が見えた・・・感謝するっ!!』 故に、かつては大義に縋るだけだった者には気付きを与える事もある。 『な、何?!』 『ガンダム、お前は正しい・・・間違って居るのはコイツ等と俺達だ・・・心残りは、この事を他の者達に伝える術が無い事だ・・・』 自らを省みない、孤軍奮闘にも等しい五飛の有様は、名も無き元トレーズ派兵士の魂にまで引火してしまったもので。 『推進システム異常、レフトアーム作動不能、各セクションアビリティダウン・・・ナタク、俺達はまだ死ぬ訳にはいかないんだ・・・宇宙には、“馬鹿”が多過ぎるからな・・・』 ホワイトファング共の管制艦への特攻をもって、五飛への僅かな助太刀を果たすものでした・・・合掌。 〈完成間近の巨大戦艦リーブラは、地球上の人々にとって脅威以外の何物でも無かった。人々のそんな不安が高まる中、新たなる指導者トレーズ・クシュリナーダは、強い統率力を発揮し地上の反対勢力を一掃あるいは吸収して行った〉 カトルの時もそうでしたが、要所要所で名も無き戦士の意地と献身が次へと繋がるのが本作の特色であり、美点です。 〈宇宙の脅威を払拭したいが為、人々の心はトレーズの元に結束して行き、その恐怖はホワイトファングとの開戦準備をするまでに至って居た〉 ご都合主義と笑わば笑え。極々僅かな切っ掛けが大きなチャンス、あるいはピンチを招く流れは。 (お互い、らしく無い自分を曝け出す事になったなぁ・・・トレーズ・・・) 納得が出来さえすればストーリーを良く彩るものなのです。 『久しぶりね?』 『貴様まだ戦っていたのか・・・』 『それは御互い様でしょ?』 今回の五飛もそんな流れに預かる形で、地球を脱したヒイロに加えて道連れのサリィと合流、回収される事に。 『貴方は、貴方の正義の為にピースミリオンを利用すれば良いのよ・・・これでも、随分良い話を提供したと思っているんだけど・・・五飛??』 『好意は受ける。だが取引には応じない』 ・・・ヒイロ単独では果たして共同戦線まで同意したかは大変怪しく、何やかんやで縁のあったサリィからの提案ありきで、五飛も態度を保留してくれた事でしょう。 ヒイロ達他のガンダムパイロットの素養は疑い様が無い。 『五飛・・・』 『止めて置け、コイツにはコイツのやり方がある』 腹を割って話して来たノインやサリィに関しても同上と言えましょうがしかし、何分今日までの振る舞いを鑑みれば、つるんでどうにかなる戦いを己はしている訳では無いと躊躇う所はあったものです。 『奴等の狙いはこの俺だ』 『認識が足りないな、お前のガンダムでは無駄死にするだけだ』 『構わん』 『・・・ゼロに乗れ』 まあそれへの対処療法としてヒイロもエグい事言い出すもので、一回ウイングゼロを使ってみろ等と宣ったのです(汗 『何??』 『ヒイロ?』 『ウイングゼロにか??』 『ああ、だがゼロのコックピットシステムに惑わされるな』 ゼクスがのたうち回って居た醜態を目の前で見ているからには、ゼロシステムがロクでも無い存在である事は彼とて予期出来たでしょう。 『何が狙いだ?』 『ゼロに乗れば、お前の本当の敵が何処に居るのか教えてくれる』 『・・・試してみる価値はあるな』 しかしそれをヒイロは乗り伏せて此処に居る以上、価値を認めた彼は自らウイングゼロにて迎撃を試みますが・・・。 『あのゼロを貸して良かったの?』 『ゼロは全てのガンダムの基になっている機体だ、奴にも乗る資格がある』 『さあゼロ!見せて見ろ!貴様の力の全てを!!』 例によってゼロシステムは五飛にも死を含む末路を予知するものの、元より覚悟の質がカトル達とは違う事もあって、大きな動揺まで起こす事は無かったもの。 『うぅ、違う!俺は独りで戦える!死ぬまで独りで、戦い抜いて見せる・・・トレーズ?!う、ぜ、ゼクス?!』 しかしゼロシステムが演算した、五飛にとっての勝利の道と、そこに立ち塞がる巨悪二頭に関しては、明白な指針としては役に立ったのでしょう。 『・・・地球の世界国家は、統一が平和を齎すと言って居る。真坂あのトレーズから、この様な“詭弁”を聞かされようとは思わなかった・・・諸君らは忘れては居まい、かつて地球には、地球統一連合軍と言う組織が存在した事を!あの愚かな組織は戦争を無くし平和を実現しただろうか?否!断じて否!!』 さてその頃合いにて、ゼクスは決起及び勧告演説と称して弁を振るって居ましたが。 『統一連合は正義と平和の名の元に、圧倒的軍事力をもって我々のコロニーに攻め込んで来た。戦争の根絶は最早国家を統一する等と言うレベルの問題では無い、人類の在り方に帰結する問題なのだ』 これまたトレーズの自認同様三文芝居、道化の所業であると自哂した事でしょう。 『人類は、遥かな太古両足を大地に踏みしめた時から既に戦いを始めていた・・・その長きに渡る民族間の争いが、国家間の争いに代わり、有史以来、何千年もの間血で汚した歴史を辿って来たのだ!これは人類が戦いを本能として持っているからに他ならない!』 『ミリアルド、君は間違って居ない』 ・・・問題はそれすら命懸けであり、カーンズですらそれをうっすらでも感じられたのが全て手遅れになった頃合い。 『では、諦めるしか無いのか?!いやそんな事は無い、何故なら自らの本能さえも、乗り越える力を持つ人類が存在するからだ!』 『お兄様・・・』 『諸君らはもう気付いて居るだろう、そうだ!コロニーの市民こそが闘争本能を制御し平和の実現を可能にした“新たな人類”なのだっ!コロニーの市民は、人類を拒むこの宇宙空間で生き続けて来た!そこで戦い等と言う悲惨な行動をとる事がどれ程無意味か、身をもって知っている!』 ゼクスの言い分は矢張りシャアの真似事とも言うものであり。 『解って欲しい!宇宙で生きる事が精一杯のコロニー市民は戦う事等出来ないのだ・・・では何故我々が立ち上がったのか?!戦いを望む“旧人類”が安定さ故に地球に留まり、武装しない我々を支配しようとするからだ!』 安定した地球が存在する限りは人類の自立も格差解消も無いのだから。 『我々人類は宇宙へと巣立ち既に200年近くも経っている!もうこの辺で争いの歴史に終止符を打つべきでは無いのか?!その為には地球と言う、全ての闘争を生み出す温床を、排除しなければならないのだっ!!』 地球本土から人間を叩き出して真の平等を世に敷くと言うもの。 『・・・俺の敵はミリアルド・ピースクラフトとトレーズ・クシュリナーダ・・・あの二人は斃す、それが俺の正義だ』 ・・・唯人類種の狂暴性に関して楽観視どころか随分と目を背けるものであり、仮に生命の危機があろうが無かろうが、他人が居る限りは争うのがヒトって奴です。 『彼と戦うしか無いわね、人類と言う生き物をもう少し買い被って居るわ・・・』 何なら動物的本能に従い“共食い”までやりかねない事は、木星帝国を初めあっちこっちで描写されるもの。 『・・・この事を踏まえ、世界国家元首であるトレーズ・クシュリナーダに再度通告する!我々の要求は地球をこの宇宙から排除する事、これが受け入れられぬ場合は“人類最期の戦争”を開始する事となる!!』 はっきり言ってゼクスは脅かしているだけなのです。 人類の為に殺し尽すギレンや、地球の為に潰しにかかるシャアとは立ち位置がやや異なる。 『早かったな?』 『ゼロに面白いモノを見せて貰った』 『そうか』 唯奴等と違いゼクスには、ミリアルド・ピースクラフトの“仮面”を被ったこの男には、己の生命への躊躇いが無い。 『・・・貴様らと共に戦う事にした。ゼクスとトレーズを倒すには、この方法が一番手っ取り早い様だ』 己とトレーズの名を、大逆人として人類史へ刻む事で、向こう数百年は顧みる事は叶うだろうと。 ・・・まあ、実際には2年持たなかったんですがね(汗 『所属不明のシャトルです、如何致しますか・・・?』 〈此方はドロシー・カタロニアです、御久しぶりでございますミリアルド・ピースクラフト様?幼少の頃、ご一緒にトレーズ様と良く遊んで頂いたドロシーです〉 『・・・撃て』 『は?!?!』 事実、ゼクスの過激な物言いには狂気も虚無も足りて居ないものであり、ホワイトファング共も此処までやって、未だ人間の軍隊で在り続けられるものでした。 『あのシャトルはロームフェラ財団のシャトルだ、撃ち落とせ』 『りょ、了解・・・』 突如接近した悪趣味な黄金シャトル・・・何時ものドロシーへの発砲命令を、ギリギリまで躊躇する程度には。 〈ある所に二つの名前を持つ人が居ました。その人は平和国家の嫡子でしたが、国を滅ぼされた復讐の為、仮面を被り名前を変え、ある軍隊の伝説的英雄になりました・・・その人は今愚かな人類を粛正すると言います、どうしてこんな事をする様になったのでしょうか?そしてそれは“完全な平和主義”でしょうか?それとも英雄の“本能”でしょうか?〉 『ターゲット、ロックしました・・・』 〈その人は本当は“平和が嫌い”なのかもしれません、父親の平和意志を継いだ“妹が大嫌い”なのかもしれません、でもその本心は誰にも解りません・・・私はミリアルド様と共に居たいんです、この目に戦争を焼き付けておきたいんです〉 英雄ミリアルドの末路を特等席で拝みたい等と言うふざけた願望に、生命を懸けられる(巻き添えを喰らった乗員もタフですが)胆力も、他には唯の志願者程度にしか映らなかった事でしょう。 〈だって、これが最期の戦争なんでしょう?〉 『ふ・・・良いだろう!ドロシー嬢を此処に御案内しろ』 〈ありがとうございますミリアルド様、ドロシーは決して、貴方様の御傍を離れませんわ〉 まあゼクスの方はあわよくば、後から間違い無く来るリリーナの世話役が、欲しかった所やもしれませんけど。 (ミリアルドお兄様を止められるのは、私しか居ない・・・) 少なくともサンクキングダムが滅ぶまで、逃げ出さなかった漢女ですからなぁ。 〈戦い続ける人類の歴史に終止符を打つ為に、ホワイトファングに身を投じたゼクスの本心を知る者は殆ど居なかった〉 尚ピースミリオンもヒイロと五飛も合流に成功た上で、残るトロワも復調を果たしていくと、順当に戦力立て直しを進めて居ます。 〈ノインも、リリーナも、そしてヒイロ他ガンダムのパイロット達も・・・愚かとしか感じ様の無い、その信念の一撃に対し、戦慄を覚えるのだった〉 まあその荒療治としてまたゼロシステムを利用する形ですが、カトルや己が散々狂わされた上でコレな辺り、ヒイロも他面子に対しての期待値が高い(お 〈新機動戦記ガンダムW第43話「地上を撃つ巨光(オーロラ)」〉 その意味でウイングゼロは、白い悪魔の面目躍如とばかりに、若人達の道を示しては居るんでしょうけど・・・駄目な奴は死に至らしめる辺り、変わらず危なっかしい機械仕掛けの悪魔のままなのですが。
by zendam
| 2025-10-12 15:44
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